チェーンスモーカー住職の迫害

今日は盆送りの日。

 

住職が読経に来た。

さらっとお経を読んで少し歓談した。

 

おもむろに聞かれた。

 

タバコ吸っていいですか?

 

快く答えた。

どうぞどうぞ。

内心ドキッとしながら。

 

なぜなら私はタバコが大の苦手だ。

以前勤めていた麻雀店で地獄の様な思いをした。

 

その頃のトラウマが体にも心にも残っており、見るだけで、匂いを嗅ぐだけで苦痛だし怖い。

 

とは言いつつも相手はお客さん。

ガマンガマン。

 

少しタバコネタの話題をする。

電子タバコがどうのとか、高校の頃からタバコ吸ってた、いやいや私なんて小学校の頃から、そう言えばオタクのお寺の墓場で吸って見つかって捕まったんですなどと笑い話を母親の苦笑いの前で。

 

一本吸い終わった。

次行くところがあるからすぐ帰ると言っていたのでもうこれで帰るかと思った。

ところが消した瞬間に二本目に手をやる。

 

マジっすか。

 

しゃあない、さらにタバコネタで話を広げる。

高校の頃学校の天井裏でタバコを捨ってた話だの禁煙の話だの。

 

ようやく二本目が吸い終わりそうになった。

やっと帰ってくれる、こっちは臭いにやられつつあったのでやられつつあったのでホッとした。

 

と、なんと、住職がタバコに手をやる。

 

マジっすか?!

 

3本目。

たまらずトイレなどと言って逃げる。

その辺をウロウロしてなんとなく時間をやり過ごす。

3本目が吸い終わる頃にようやく住職が席を立った。

 

どうもどうもまんずお世話になって・・・

と言いながらも内心やっと帰ってくれるとホッとした。



しかし、このご時世にあってこんなにも煙草を吸うとは。

なんでも禁煙外来も失敗したらしい。

 

これじゃあ講話もあまり響かなくなってしまうのではないか。

もっとも、ものを知らない子供がそのまま大人になったような住職なので、なんとも憎めないのであった。

 

しかし私はフラフラになったのであった。