「言葉」が未来を決める

私はアドラー心理学ライフスタイル診断というものをやっています。

シンプルに言えば人生カウンセリングです。



人の幼少期から現在に至るまで、人生で何が起こったか、そしてそれがその人にとってどんな意味があったのか、様々なことを聞いていきます。

 

大概の方は幼少期、あるいは学校時代に今現在の片鱗があったり、あるいはその時の体験を元に今の自分を作ってきた様子が分かります。

 

ところが、中にはどうしても分からないケースがあります。

小さい頃、学生時代、今のその人からではとても想像できないケースがあります。

 

これはいったい何なんだろう?と思う事があります。



そう言えばこんなこともあります。

私は以前、障害者の働く支援をしていました。

 

ある若い知的障害の女の子がいました。

知的障害者とはシンプルに言えばIQの低い方です。

 

その子は掃除が苦手でした。

何度も何度も何度も職員が教えても道具がきちんと使えません。

 

モップで進んで行くとやがて斜めになります。

トイレの個室を3つやらなきゃならないのに1つ忘れて2つやって終わりましたと言います。

掃除機の吸い込み口が上を向いてる状態で掃除していました。



第二次世界大戦時の名将、連合艦隊司令長官山本五十六の「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば・・・」という名言が通用しません。

 

あぁ、山本五十六よ・・・



ところがその彼女は今、掃除の仕事に就職しきちんと仕事をやっているのです。

支援者誰一人としてその姿を想像できる人はいませんでした。



振り返ってみると私自身が重度のあがり症でした。

人前で話す仕事は人生で最も恐れていたことでした。

 

けれども今それをやっています。

かつての私には夢物語です。



いったい人とは何なんでしょう?

誰がその人の未来を本当に予測できるんでしょうか?

 

確かに予測が当たることもあるかもしれない。

神童が大人になっても活躍することはよくあります。

 

しかし、まさかあの人が・・・が、この世界にはあるのです。



アドラー心理学の祖、アルフレッド・アドラーは言いました。

あらゆる人があらゆることをできると。

 

私は思うのです。

自分自身が強く思ったことは実現すると。

 

知的障害の女の子は周りは無理と決めていましたが、本人はそんなことは、つゆ考えていませんでした。



そしてさらに思うのです。

言葉は発した瞬間に実現に向かう力があると。

 

私は、あがり症が一生治らないのではないか?と思ったことは何度もありましたが、それを口から断じて発しませんでした。

 

「治らない」という言葉を発することは、何か自分自身への死刑宣告のように思ったからです。

そうして、もがき続けながら前に進んできました。



私は思うのです。

未来を予言するのは、能力でも、他者の予測でも、本人の思いでもない。

 

「言葉」ではないかと。

 

私たちは「言葉」というものの扱いをもっと気をつけた方が良いのかもしれません。

 

自分が「できない」と言った瞬間にそれは未来への予言となり、実現に向かうのです。




 

アドラー心理学ライフスタイル診断キャンペーン実施中!

~あなたの人生を紐解き、よりよく生きるヒントに~

https://peraichi.com/landing_pages/view/r3kw3