人生は変えられる(アドラー心理学究極目標)

アドラー心理学では、人は誰しもがその人特有の人生の究極目標を持っていると考えます。

 

ある人はもっと自分が向上すること、もっとより良くなること、すなわち「優越」という目標を持つ方もいます。

 

あるいは、とにかく楽に生きたい、いかに労力をかけないか、いかに効率良く楽していられるか、すなわち「安楽」という目標を持つ方もいます。

 

あるいは、自分の人生を思い通りにしたい、そして自分を他者を思い通りにしたい、すなわち「支配」という目標を持つ方もいます。

 

何が良い何が悪いはありません。

しかし、その究極目標に対してどう生きていくのか、その手段の良し悪しはあります。

 

究極目標それ自体に良し悪しはないのです。

だから人の生きやすさ生きにくさは全て手段の良し悪しにあると言って良いのかもしれません。



ある方のご相談を受けました。(一部内容を改変してあります)

 

その方は「安心」という究極目標を持っていました。

 

なので他者と争うことを好みません。

人と仲良くやろうと考えます。

危険は犯しません。

 

あるとき、人生で大きな出来事が起こりました。

自分の発言で他者の強烈な怒りを一身に受けたのです。

 

彼女の究極目標の安心が最大限に脅かされました。

人生の危機です。

 

なので彼女は決意をしました。

安心を脅かすリスクのある自己主張はもうすまいと決めたのです。

 

人とぶつかる懸念がある時は自分の主張を封じました。

不本意なことでも我慢しました。

理不尽なことにも耐えました。

 

やがて心がパンパンになり体が悲鳴を上げました。

体が代わりに言ってくれたのです。

もう無理だよと。

 

彼女はこんな人生はもう嫌だと思いました。

ちょうどその頃アドラー心理学に出会いました。

 

彼女はそこで自己主張の仕方を学びました。

これまで封印していた自己主張の扉のカギを再び開けたのです。

自分の体が壊れないように、そして安心を手に入れるために。

 

そして自己主張していくことでますますこの世界に安心を見出していきました。

 

彼女の究極目標の「安心」は何ら変わっていません。

ただ究極目標に至るための手段が生きづらさを生んでいたのです。

 

人は究極目標に至る手段を変えることでよりよく生きられるようになります。

 

彼女は言いました。

生まれ変わりました。

第二の人生が始まりましたと。

 

その時彼女は60歳を越えていました。

 

人は誰しもが新たな人生を始めることができます。

自分の人生を変えたいと決意さえすれば。

 

ある人がアルフレッド・アドラーに尋ねました。

「何歳ぐらいになったら性格を変えるのには手遅れなのか」と。

 

アドラーは言いました。

「死ぬ1日、2日前かな」

 

人は変われるのです。




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