バイリンガルの悲劇

私は今秋田にいます。

実家の秋田に帰省しています。

 

父が昨年から寝たきりになって残された日々を過ごしており、会うことがせめてもの親孝行と思いなるべくこまめに帰ろうと思っています。

まぁ、そうは言ってもトンボ帰りになってしまうことしばしばです。

 

今日、父が言いました。

「たけはるがよく家を建てたよなぁ、あんな大変な中」

 

母がすかさず言います。

「たけはるじゃなくて父さんが建てたんだよ」

 

父が再び言います。

「たけはるよく建てたよなー」

 

母が「父さんだよ」と言います。

 

私は黙っています。

 

 

母によると父は 最近言ってることが支離滅裂と言っていました。

私にはこれが、せん妄なのか認知症なのか、よくわかりません。

 

ただ、父がこういったことを言ったことを生まれて初めて聞きました。

母はショックを受けていました。

 

母が何も言わなかったら私はまぁねと答えていたでしょう。

 

 

 

話は変わって、私も混乱して支離滅裂?になることがあります。

 

東京にいるときは秋田弁を喋ろうと思ってもなかなか喋れません。

自然には出てこないのです。

 

しかし実家に帰るとすっと出てきます。

まぁ、この辺までならよくある話かもしれません。

 

しかし例えば、東京で秋田の友人と東京の人と3人で話す時、私は頭がパニックになることがあります。

 

普段通り標準語で喋ろうとして実家の友人を前にすると秋田弁モードがムクムクと上がってきて、かといって秋田弁全開にもいかなく、何がなんだか混乱してくるのです。

 

これをバイリンガル(二か国語を喋れる)の悲劇と言います。

せめてモノリンガル(自国語だけ喋れる)であったら・・・

 

 

知識ある故の悲劇なのでしょう。